実際COPD患者さんの10~20%は喫煙歴のない方もおられます。
しかし何と言ってもたばこが一番の原因なんですね。
それが一番の原因です。
それでは肺の構造をちょっと勉強しておきましょう。
久田さんからです。
ではこちらの模型を使ってご説明します。
鼻や口から入ってきた空気は気管に入っていくんですね。
この気管というのはこのように左右に分かれ、更に細かく枝分かれして肺の中に伸びています。
枝分かれした気管支の先には、このような肺胞と呼ばれる、ぶどうの房のようなものがついていて、この表面は毛細血管で覆われています。
ここで酸素と二酸化炭素の交換が行われているんです。
COPDになると肺がどういう状態になるんでしょうか?
まずこちらが健康な方、こちらがCOPDになりますが、普通であれば気管支はきれいに開いていて、肺胞構築は非常に密な構造なのですが、COPDになりますと気管支の壁が炎症を起こして、ここが狭くなる訳です。
空気が通りにくくなる。
更にきれいな肺胞構築が破壊されて壊れてしまうので、ここは酸素と二酸化炭素の交換をする場所なんですが、その面積が狭くなってしまう。
それによって息切れが生ずるという事になる訳です。
うまくここでガスの交換ができなくなる状態ですね。
これを拝見しますと肺の大きさそのものが違いますね。
確かにおっしゃるとおりで、COPDになりますと気腫化によって肺が拡張してしまいます。
レントゲンで見るのが一番分かりやすいかと思いますが、健康な方とCOPDの方のレントゲン。
健康な方ですと肺でありますが横隔膜がドーム状になっています。
COPDになりますと肺が拡張しますので、横隔膜が比較的平たんになります。
呼吸は肺自体が動けませんので、横隔膜のピストン運動によって換気をする訳です。
ここがきれいなドーム型ですと非常に効率がいいんですが、COPDのように拡張してしまってドーム型が崩れてしまいますと、ピストン運動できる幅が狭くなってしまうという…。
ですから少しの運動で大きい呼吸をしようとすると、非常に力がいって苦しくなってしまう訳です。
そういった事が息苦しさにつながってくるという事ですね。
息苦しさこれは代表的な症状でしたよね。
具体的には日常生活の中で、どんな息苦しさ息切れなんでしょうか。
こちら見てみましょう。
皆さんもチェックしてみて下さいね。
これはCOPDの初期の症状なんです。
この段階で早く気付いて治療を行う事が大切です。
このチェックポイント少しの息切れでもちょっと自覚すると、注意した方がいいという事ですね。