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間質性膀胱炎は膀胱が縮んでしまう

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では膀胱炎はどう診断していくんですか?
膀胱炎は問診患者さんに症状を伺う事で、大抵の場合は分かるんですけれども、尿の中の白血球を調べるような尿検査をしたり、尿の中の細菌の種類を調べる尿培養という検査も行います。
これで急性膀胱炎は診断がつくんですけれども、間質性膀胱炎やその他の疾患が疑われた場合には、1日どのぐらい水を飲んでいるのか、1回に尿がどのぐらい出ているのかを調べるような、排尿日誌を患者さんにつけて頂きます。
記録をつけていくんですね。
そのほか尿の勢いや残尿を見るこういった検査をしたり、最後に間質性膀胱炎がより疑われた場合には、尿道から内視鏡というカメラを入れて、膀胱の中を直接見る膀胱鏡という検査を行います。
膀胱の中を見られると。
その画像を見てみましょう。
こちらです。
まず正常な画像です。
こちらは正常ですので膀胱の粘膜がきれいな感じなんですね。
ただ間質性膀胱炎の場合は、潰瘍があるタイプと潰瘍がないタイプの間質性膀胱炎がありますが、こちらの2つが潰瘍があるタイプです。
こちらに見られる赤く発赤をしたようなビロード状の感じ。
あるいはこちらが潰瘍と呼ばれている部分で、これを見つけたら間質性膀胱炎という診断になります。
潰瘍がなくてもこちらに見られるように、膀胱の中に生理食塩水を注入して膀胱を広げてあげた時に、点状出血というたくさんの出血が見られる場合には、間質性膀胱炎が疑われます。
今度は治療の話をして頂きます。
これも急性と間質性に分けて、お話して頂きますがこちらですね。
急性の膀胱炎はほとんど原因が大腸菌などの細菌ですので、適切な抗菌薬菌に合った抗菌薬を使用すれば完全に治ります。
ただ間質性は抗菌薬が効かないという事でしたね。
どういう治療になりましょう。
間質性膀胱炎では抗菌薬が効きませんので、間質性膀胱炎の原因が分かっておりませんので、対症的な治療にはなりますが三環系抗うつ薬や、抗ヒスタミン薬抗アレルギー薬などを使用する事によって、痛みや頻尿といった症状が軽減するといわれています。
症状を軽減するためにこういったタイプの薬を使う。
手術の方の治療ですけれどもまずこれを伺いましょう。
膀胱水圧拡張術はどんな治療なんですか?
間質性膀胱炎の方は膀胱が縮んでしまっていますので、麻酔をかけるんですけれども膀胱の中に生理食塩水を入れて、水圧で膀胱を広げていく治療になります。
そうするとどんな治療効果があるんですか?
間質性膀胱炎自体の原因が分からないので、この治療法がなぜ効果があるかはっきりは分からないのですが、膀胱の表面の悪い組織を無くして、新しい組織を再生させるのではないかと推測されています。