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鼻中隔湾曲症による鼻づまり

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<鼻づまりに困っていた…>
<30年間ずっと鼻水をかむためのティッシュが
手放せなかったと言います。
しかし去年鼻の手術をしたところ
劇的に症状が改善したのです>
「え~こんなにおいがあるんだ」っていうの。

本当にすっきりしたという顔をしていらっしゃいましたね。
しかもにおいも戻ったという事なんですね。
鼻のどんな手術を受けたという事ですか?
実は鼻の骨の曲がりを改善する手術なんです。
実は鼻の骨が曲がっている事が原因で
鼻づまりを起こしている人が多いんですね。
このような病気を鼻中隔湾曲症といいます。

きょうのお話は鼻の骨が曲がっているという事ですが
鼻中隔というものはそもそも骨なんですか?
鼻中隔は骨と軟骨から出来ています。
皆さん鼻の軟らかい所を
軽くつまんで左右に少し動かすと分かると思うんですが
右と左の鼻の真ん中に仕切りがあります。
この仕切りの壁が鼻中隔ですね。
実はこの壁は鼻の奥の方までずっと続いています。
先端の方は動きますから軟らかい訳ですよね。
これ図でご説明頂きますと…?
こちらの図が鼻を下から見た図ですが
右の鼻の穴左の穴その真ん中のこの部分が鼻中隔です。
そしてこちら側の図は顔を横から見た図です。
この絵ではこの部分が鼻中隔なんですが
鼻中隔には手前の方に薄くて軟らかい軟骨
それからその後ろに薄い骨。
それからこれが厚くて硬い骨です。
この3つの部分から構成されるのが鼻中隔です。
曲がる曲がると言いますが一体どのように曲がるんですかね?
曲がり方は人によって非常にさまざまなんです。
例えばこの絵は鼻をこの辺で切った図を正面から見ています。
このようにCの字型に曲がる場合もあるし
Sの字型に曲がる場合もあるし。
人によってさまざまですね。
いろんな曲がり方バリエーションがあるのは分かりますが
そもそもなぜ曲がってしまうのか。
生まれつきこういう事だという事ですか?
いろんな説があるんですが先ほどお話ししたように
鼻中隔軟骨と薄い骨と厚い骨の3つで構成されています。
それぞれ骨の発育のスピードが違いますので
ちょうどつなぎ目の所で曲がるんではないか。
あるいは脳ですね。脳は比較的発育が早いので
脳の重みが鼻にかかって曲がる。そういうふうにいわれています。
すると曲がり方の程度というのは本当に人さまざまなんですね。
実は大抵の方は左右どちらかに曲がっているんですね。
ただし曲がっているだけで症状がなければ治療はしません。
あくまでも曲がりが強くて鼻づまりが苦しいとか
そういう場合に鼻中隔湾曲症として治療を致します。

鼻炎
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