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抗凝固療法を厳重に管理

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心臓の手術についてお伝えしてきておりますが。
心臓のこうした大きな治療を受けたあと、リハビリテーションが大変大切だと耳に致しますけれども、これはどういう事でございましょうか?入院中にベッド上に休まれたり手術を受けられた事で、心臓だけではなく体の筋肉も少し弱ります。
そのために運動療法によってその動きを回復させようと、退院に向けて社会復帰のプログラムです。
こちらに項目がございますね。
今おっしゃったのは?
運動療法。
これは廊下を歩いて頂いたり、あるいはトレッドミルという機械の上を歩いて頂く療法です。
それから入念にもともと病気の原因となった、食事療法。
禁煙を徹底する。
適切な薬物療法。
特に抗凝固療法を厳重に管理して頂く教育を致します。
その他退院後の日常生活について、いろいろと相談に乗って注意を致します。
運動療法はどれぐらいの運動強度かが大事だそうですね。
おっしゃるとおりですね。
その強度を決めるために、心肺運動負荷試験を行う事があります。
これ映像で拝見致しましょう。
こちらが…、患者さんが歩きながら心臓や肺の機能を測定する検査です。
心臓の機能は運動中の心拍数の変化を調べ、血圧の変化も調べます。
肺の機能は酸素をどのぐらい取り込んでいるかなどで、測定しています。
この検査によって心臓に過剰な負担をかけずに、安心して運動できるいわゆる目標心拍数を割り出して、日常生活の目安と致します。
これはもう少し簡便な方法もあるんですね?
病院の廊下を歩行中に経皮酸素モニターといいまして、酸素の取り込み度合い心拍数を測る事によって、毎日介護士さん技師さんと一緒に歩く事で訓練できます。
自分で運動を行う時にも自ら心拍数に気を配って頂く形で、運動の強度を調整しながら退院に向けて行います。
弁膜症は多少の異常がありましても、心臓が頑張って補います。
しかし異常の早い段階で検診をお勧めします。
そこで診断し治療する事が回復につながります。
60歳70歳代の方々の定期的な検診をお勧めします。