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確実な診断をするためには心臓超音波検査

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あるいは肺にまで逆流が及ぶ事で、息切れやせき呼吸困難といった症状が主な訴えとなってきます。
症状を見ますと何か肺の異常のような気がしますね。
肺には問題ないんですが心臓から逆流した血液が、肺を鬱血する事によって起きます。
このような弁の異常が疑われる時は、どこを受診すればいいんでしょうか?
それは循環器内科と標ぼうされている先生に、診て頂く事が一番と思います。
どんな検査になりますか?
まずは循環器内科の先生が聴診器で心臓の音を診察します。
健康な心臓の音と弁膜症の音は非常に違いますので、そこでまず弁膜症の疑いが持たれます。
まず2つの音を聞き比べてみましょう。
まず健康な心臓の弁の音です。
規則正しくね。
規則正しく、「ラップタップラップタップ」というふうに聞こえますね。
続いて異常のある心臓の音です。
全然違いますね。
「ラップタップ」が聞こえず、「ゴーゴー」という音が聞こえます。
これが逆流あるいは狭さくの音であります。
音を聞くだけでこんなに違いがありますね。
まず聴診があると。
ほかには検査は?
確実な診断をするためには心臓超音波検査があります。
聴診器だけではどの部位のどの弁が、どのように悪いのかが分かりませんが、超音波検査で確実に診断する事ができます。
60歳70歳を越える人におかれては弁が硬くなってきますので、定期的な検診をお勧めしたいと思います。
では検査で異常が見つかった時に、治療はどうしていくんでしょうか?
心臓弁膜症の治療には、薬物療法と手術という2つがございます。
薬物療法は血管の抵抗を下げて、心臓が血液を送りやすくする状態を作る事で、症状を和らげます。
しかし弁膜が進行してきますとその薬物によっても、十分な血液が体に流れないそういう状態になりますので、根本的な手術が必要となります。
その手術にはどんな種類がございますでしょうか?
大きく分けて2つの手術があります。
2つがございます。
どちらも胸を切り開いて、人工心肺を装着し血液を機械によって維持し、心臓を止めて心臓の中の弁を形成する。
あるいは入れ替える事になります。
それぞれを少し詳しくこの表で教えて頂きましょう。
弁形成術は弁膜症の起きた弁の一部を切除したり、そのあとの形を整える事によって開きをよくしたり、きっちり閉じるように致します。
一方弁置換術は、弁が軟らかさを無くしていますので切除して、人工弁に置き換える事になります。
どちらも手術の時間が…、入院期間はおおむね…、この形を整えるので済むのか全部置き換えるのか、この区別はどうなるんでしょうか?
大変重要な事でご自分の弁が使えれば、非常にメリットが大きいんですが広範囲の壊れた弁であったり、極めて硬くなってしまうと自分の弁では使えませんので、こちらは僧帽弁に適した術式であり、こちらは大動脈弁狭さく症に適した手術術式と言えます。